もともと野良猫で、八年くらい前の台風の日に、ずぶ濡れの姿で、玄関前に座ってました。
父が家に入れてやり、我が家の猫になりました
父のことが大好きで、父が出かけると、窓の外を見ながら帰りを待っていたそうです。
父は四年前に他界しましたが、今でも帰りを待っているように思えます。
そんなことを思い出しながら、この小説を書きました。
あなたの思い出紡ぎます 霧の向こうの裁縫店 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者:高橋 由太
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2019/12/05
- メディア: 文庫